キーワードから探す

文字サイズ
背景色

内科学講座 内分泌?代謝?膠原病内科学分野

内科学講座 内分泌?代謝?膠原病内科学分野

内科学講座 内分泌?代謝?膠原病内科学分野

講座について

内科学大講座の中の5分野の一つとして位置づけられました。内分泌?代謝?膠原病内科学の教育と研究及び診療を担当します。

教授挨拶

内科再編に伴い、旧第三内科(消化器 血液腫瘍)と旧第二内科(消化器 代謝内分泌 膠原病)が合体した内科学講座 病態代謝?消化器?血液腫瘍制御内科学分野は、内科学講座の大講座の中で分割され、内分泌?代謝?膠原病内科学分野として消化器内科と血液内科とは独立して運営します。

スタッフ紹介

内科学 内分泌?代謝?膠原病内科学分野 教授

奥村 利勝オクムラ トシカツ

内科学 内分泌?代謝?膠原病内科学分野 准教授

滝山 由美タキヤマ ユミ

内科学 内分泌?代謝?膠原病内科学分野 講師

岡本 健作オカモト ケンサク

教育

医学科、看護学科の担当領域の講義とともに、医学科臨床実習を担当しております。これまでの教室の歴史を受け継ぎ、大学教室にいるものは、後輩を教育することは自分の重要な仕事の一つであるいことをポリシーにしており、研修医といえども後輩や学生に教育的に接することに重きを置いています。スタッフは医学科の講義、実習を始め、臨床実習やそのつなぎ目に当たるOSCEの運営に積極的に貢献しております。臨床実習に関しては本大学病院のみならず教室関係者が主体となって運営している関連教育施設と協力しております。

医学科2学年担当講義 免疫学(4講)
医学科3学年担当講義 生体調節医学(23 講)、生体防御医学(12 講)、臨床薬理学(1講)、糖尿病?内分泌Up?dateコース(4講)、生体構造機能蛋白?病態解析コース(1講)
医学科4学年担当講義 症候別?課題別講義(1講)、健康弱者のための医学(2講)、医療概論IV (1講)、医学研究特論(150コマ/コース)「糖尿病?内分泌コース 基礎研究」「糖尿病?内分泌コース 臨床研究」「リウマチ?膠原病コース」
医学科6学年担当講義 統合演習 (2講)
看護科2学年担当講義 臨床病態治療学(5講)
臨床実習 臨床実習 I (Bed Side Learning; BSL、医学科4-5学年)、臨床実習 II (Clinical Clerkship; CCS、医学科5-6学年)、アドバンス臨床実習 (医学科6学年)

研究

関連領域の基礎?臨床研究に取り組んでいます。特に精力的に取組んでいる領域を下記に示します。

糖尿病循環障害と脳腎連関 日本における糖尿病患者数は現在1000万人に増加し、その30%が糖尿病腎症を発症しております。糖尿病腎症は進行すると末期腎不全となり、人工透析または腎移植が生命維持のために必要となります。糖尿病腎症は21年前の1998年以来、日本における透析導入患者の原疾患第1位となり、最新報告の2021年で40.2%を占めております。腎臓に存在する糸球体は、体の中の老廃物を濾過する重要な働きを担っており、ヒトの2つの腎臓には、各々100万個の糸球体が存在しております。放射光マイクロCTによる腎臓?糸球体?膵島などの in vivo イメージング法を開発し、糖尿病腎症をはじめ、糖尿病による全身循環障害の病態機序について検討を進めております。また、アルツハイマー病患者脳において発現が低下するmetallothionein 3を生理的に発現し、ヒト糖尿病性腎症類似の糸球体結節を形成するトランスジェニックマウスを作成し、糖尿病における脳腎連関について研究を進めております。
胎生期栄養環境による代謝併存疾患 胎児期環境は、発生初期のエピジェネティックな変化をもたらす非遺伝的因子です。この病態機序の裏付けは、戦時下の低栄養による低出生体重児の疫学調査によるところが大きい。現代は、生殖年齢期女性の50%が肥満を呈し(Stephenson J, et al. Lancet 2018)、生産児6人に1人が、妊娠糖尿病)母親の高血糖の影響を受けております。胎児期過栄養が成人期に及ぼす代謝異常について、胎生期の過栄養による脂肪肝炎を背景とした肝細胞癌モデルを確立し、脂肪性肝炎?肝癌発生機序、治療法などについて検討を進めております。
MRI拡散強調画像法を用いた糖尿病腎症診断法の開発 糖尿病腎症における腎障害の評価は、尿アルブミン、eGFRなどの生化学的検査で行われており、確診的情報量に富む腎生検法は、その煩雑さと侵襲性から施行症例は稀少です。そこで、我々はMRI拡散強調画像において、組織変性を反映すると言われているApparent diffusion coefficient(ADC)値と臨床指標との相関を検討することにより、糖尿病腎症画像診断法としてのMRI拡散強調画像法を開発し、旭川医科大学 腎臓内科、循環器内科、放射線科とともに臨床研究を行い、臨床応用へと検討をすすめております。
HIF-3αによる生体機能調節機構の解明 低酸素誘導性転写因子(HIF)は、嫌気的エネルギー産生、血管新生、造血などの反応を転写レベルで制御し、生体の低酸素適応に最も重要な役割を果たす転写因子として同定されました。我々はHIF ファミリーのHIF-3αに注目し研究を行っております。HIF-3αは低酸素環境下で誘導されるにもかかわらず、HIF-1αおよびHIF-2αの働きを抑制することが報告されていますが、多様なスプライシングバリアントを持ち、発現量も少ないため生体内における働きは現在も不明な部分が多く残されています。このHIF-3αノックアウトマウスでは、肺動脈の筋性動脈化、肺血管内皮細胞でのエンドセリン1産生の亢進など、ヒト肺動脈性肺高血圧症に類似した形質を示す事が報告されております。そこで、我々は、レンチウイルスベクターを用いて、Tag修飾したHIF-3α過剰発現細胞株を樹立し、蛋白レベルでの確実なHIF-3αの発現を可能にしました。現在、in vitroでのHIF-3αの働き、新規標的遺伝子の解析を進めています。更に現在、ゲノム編集でHIF-3αKOマウスを作成し、肺循環、炎症制御に関わる遺伝子発現制御とともに肺動脈性高血圧症の病態形成におけるHIF-3αの役割を解明する事に取り組んでいます。

その他

一緒に勉強し働く仲間を増やし、教室員と同門が一体となって、診療、教育、研究を充実させ、そして地域医療への貢献を目指します。